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「静岡県医師バンク」の運用を開始しました!


● 静岡県は医師不足

 静岡県の人口10万人あたりの医師数は210.2人であり、全国平均(246.7人)と比べて大きく低下しています(2018年度データ)。その背景には、人口が全国の都道府県で10番目ということもありますが、医学部のある大学が浜松医科大学1つであることなどが影響しています。また、東西に長く、南北には交通の便が悪いことで、医師の地域偏在が著しいことも関係しています。
 そのような状況下、県内外の医学生に対する静岡県からの比較的潤沢な奨学金支援や、東部地区を中心に関東圏からの(非常勤)医師の流入・応援などもあって、辛うじて医療の質を大きく落とすことなく日々の診療を続けています。
 とはいえ、奨学金をもらい県内で働いている若手医師の定着支援や専門医研修のために県外に流出しがちな中堅医師の指導環境の整備、高齢化しつつある診療所(開業医)の継承問題など、医師不足に絡んだいくつかの課題を抱えています。

● 静岡県医師会のこれまでの取り組み

 静岡県医師会では、他の都道府県医師会にやや遅れて、2016年に「勤務医委員会」を立ち上げ今に至っています。勤務医委員会では、県内の勤務医を中心に、医師としてのキャリアデザインを継続支援していく各種事業を行っています。
 具体的には、静岡県健康福祉部との連携のもと、静岡県で臨床研修医として働く医師を対象とした「合同オリエンテーション事業」のほか、臨床研修医を地域の指導医や先輩医師が直接教育する「屋根瓦塾 in Shizuoka」、女性医師支援を含むワークライフバランスの推進、医師の働き方改革にも資する「静岡県医療秘書学院」の運営、医師事務作業補助者などの生涯教育を目的とした「静岡県の医療クラークを育てる会」の開催などをこれまで行ってきました。
  そして、2021年1月28日、「医師バンク事業」をスタートしました。

● 静岡県医師バンク事業の概要と進捗状況

 静岡県医師会では、静岡県の医師少数区域を中心に、医師の継続確保に向けた各種サポートを行うために、静岡県健康福祉部との連携のもと、静岡県委託事業として「静岡県医師バンク」の運用を開始しました。
 静岡県医師バンクでは、県内で医師の求人を考えている医療機関等と静岡県での就職を考える求職医師とのマッチングを目指します。実際には、専門医研修中の医師を含む一定の年齢になった医師の求職支援や、診療所等の継承を望んでいる医師への情報提供、産業医や健診施設等への医師紹介など、多方面でのキャリアデザイン支援を通じて医師の就職支援を行っていきます。

☞ 小林副会長「『静岡県医師バンク』の開設に向けて~新しいアプローチへの挑戦~」(静岡県医師会報 令和2年11月号掲載原稿より)

● 医師バンクの運用イメージ

静岡県医師バンクの運用イメージ


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