静岡県医師会のご紹介 静岡県医師会の情報や事業計画をご紹介します

会長あいさつ

静岡県医師会長 篠原 彰

静岡県医師会長 篠原 彰

 我が国の医師会は日本医師会、都道府県医師会、郡市区医師会の三層構造となっています。昭和22年に創設された日本医師会は、医学・医療の研鑽に努める学術団体であるとともに、国民の命や健康を守る医療政策集団として、世界に冠たる国民皆保険制度を堅持することを第一義に国に対し様々な政策提言を行っています。
 一方、地域に密着した郡市区の医師会は、人のライフサイクルにおけるすべてのステージにおいて、様々な関わりを持っています。乳幼児、学童の健診や地域住民の健康診査、予防接種等の公衆衛生活動や職場での産業医活動、そして介護認定審査会をはじめとする高齢者施策にも貢献しています。都道府県医師会は日本医師会と郡市区医師会のパイプ役といった存在ですが、都道府県行政との緊密な連携の下、医療行政や福祉行政等に強い繋がりを持っています。

 医師会の構成員は開業医が中心なのですが、日本医師会の会員の半数近くが勤務医となった昨今は、勤務医の先生方が医師会に加入されている都道府県、郡市区医師会も多くなっています。しかし、医師会はすべての医療関係者を代表する組織ですから、研修医をはじめとする勤務医の先生方に対しても、医師会活動への理解を深めていただくとともに、加入促進に努めていくことも重要な課題となっています。

 ところで、医師は患者さんを診る、病気を治すことが何より大切ですが、健診や予防接種等を通じて疾病予防に関わることも重要な使命です。また、高齢者医療においては、病気を診るだけでなく患者さんに寄り添う、支える、癒すという視点が必要となってきます。高度先進医療を担う大病院の勤務医の先生方と、主として高齢者の日常的な診療を担当する開業医の先生方に求められる役割が異なるのは当然のことです。

 2025年問題が取りざたされて数年が経過しました。過去に誰も経験したことがない超高齢社会がこれからやってきます。2025年には3人に1人が65歳以上の前期高齢者、5人に1人は75歳以上の後期高齢者となります。少子化による生産人口の減少、高齢化による医療や介護受給者の増加は財政収支に大きな影響を与えていることは間違いありません。しかし、国民の命や健康、生活を支える社会保障制度の整備は、福祉国家としての命題です。財政再建も重要ですが、平時の安全保障としての社会保障の充実のための財源確保は、政権政党にとって喫緊の課題であると思います。消費税増税が再延長され、社会保障財源の確保がますます難しくなりましたが、医療崩壊により国民を不幸にしないために、これからも日本医師会を中心に大きな声を上げていく必要があると考えております。

2016年6月

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